標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第290回]

●道具について(2)

前回はキットの組立に必要な道具や、あった方が便利な道具について、あまり経験のない方でも購入の際の参考になるように、写真も添えて、具体的に説明をしました。
今回はその続きです。

●テスター


これはデジタルタイプです。
最近はデジタルタイプが多くなったようです。
デジタルタイプのものは内部抵抗が大きく、測定値も小数点以下の値まで表示されますから、特に電圧測定については、従来のアナログタイプのものよりも、より正確な測定値が得られます。
ただ「MYCPU80」組立キットに関しては、電圧電流ともそれほど正確な値は必要ありませんから、そんなに高価なものを購入する必要はありません。ごく一般的な普及品で十分です。
もちろん従来のアナログタイプのものなどがお手元にありましたら、新規に購入する必要はありません。

参考までに。

これはテスターではありません。
組み込み用のパネルメーターです。
左は直流電流計でフルスケール1Aです。右も同じ直流電流計ですがフルスケールは100mAです。
回路の動作時の電流を測定したいときなどにはテスターよりも扱いが簡単ですから、こういうものが1〜2個あると便利なときがあります。
電流値はアバウトでよいことが多いので、アナログで十分です。
大きさにもよりますが価格もテスターやデジタル表示式のものより安価だと思います。

●ルーペ(虫眼鏡)



百円ショップで購入したものです。十分使えます。
歳を取ってくると、ハンダ付けに限らず手放せなくなります。

ハンダ付けなどの作業をするときには、私の場合は度の強いメガネをかけますが、場合によっては、拡大鏡スタンドを使うこともあります。

しかし今回の「MYCPU80」のプリント基板はバカでかいので、とてもこれは使えません。
もっぱら度の強い老眼鏡に頼るしかありません。

●ハンダ吸取アミ線


これはずいぶん昔からある製品です。
ということは、結構使っている人がいるのでしょうね。
今気がついたのですけれど、MADE IN USAと書いてあります。
あちらのパテントなのでしょうか。
正式の商品名は、どう言えばよいのかわかりませんから、勝手に「ハンダ吸取アミ線」と命名してしまいました。

ハンダを吸取る道具としては、このほかに手動のポンプ様のものもあるようですが、使ったことがありませんから、それについてはなんともコメントはできません。
ポンプ的なものとしては、仕事で使いますので、ハンダゴテ+ポンプという感じのガンタイプのものを使っています。


修理で部品を交換するときなど、上で紹介したアミ線ではとても間に合いませんから、こういうものが必要になります。
もちろん一般の方には、このようなものは、まず必要はありません。

2009.7.27upload

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