標準TTLだけ(!)でCPUをつくろう!(組立てキットです!)
(ホントは74HC、CMOSなんだけど…)
[第255回]

●ステップ回路の回路図が間違っていました

つい先日、調べたいことがありましたので、以前に書いた回を見ていましたら、またまたミスに気がついてしまいました。
いえ、今回は設計のミスではありません。
ただのケアレス・ミステイクです。

[第248回]でTK80のステップ動作について説明をしました。
その中で、割込み回路にステップ動作の回路を追加した回路図をお見せしました。
この回路図が間違っていました。
うっかりして、検討途中の回路図を最終図面と勘違いしてUPしてしまったようです。

図をUPする段階で気がつかなくてはいけなかったはずなのですが、そこはそれ、もう前日のこともすっかり忘れてしまっているという困った脳細胞の持ち主ですから、どうしようもありません。
やっぱりトシなのか、とも思いますが、しかし、過去をふりかえってみますと、このボケはどうも昨日今日に始まったことではないらしく、ずっと以前から、こんな調子だったように思います。

脳細胞のパワーは人後に落ちないつもりですけれど、どうも私の脳は、あれです、大容量ダイナミックRAMらしいのですねぇ。
ひとたびスイッチが入れば、猛烈に活動してくれるのですけれど、つねにリフレッシュしていないと、記憶を保持できません。
もちろん一晩寝まして、スイッチが切れますと、朝になったら、もう、ほとんど痕跡程度です。

そこへもってきて、完全にシングルタスクです。
最近の若い方達のように、マルチタスクはできません。
テレビを見ながら、CDを聴きながら、っていう、あれができません。

もう何もかもシャットアウトして、一心に作業します。
あ。勿論、割込みは禁止です。
禁止ですけれど、奥様から声がかかれば、無視はとてもできません。
これはもう、スーパーバイザー・コールです。
んで、ちょいと、応答しますと。

あれ?
何を、どこまで、やってたんだっけぇ…。
もう一度、最初から思考の過程をたどることになります。

あ。うちの奥様は、スタティックRAMです。記憶がなくなりません。
容量はわかりませんが、あれだけ大昔のことを、事細かに覚えていることからすると、相当の記憶容量のようです。

「そんなにいっぱい覚えていると、わずらわしくない?」
と聞きますと、
「どうして?普段は忘れているのよ。必要になると、思い出すの」
う。う。う。
すごい。というか、正直言って、恐い…。

あ。また脱線してしまいました。
お話をもとに戻します。

説明の中で、ステップ動作をするために、「ステップ動作用のスイッチをOFFにします」と書いています。
うーん。
この表現は、いかにもまずい…。
細かいことですけれど、ここは「スイッチをON」にしたいところです。

ところが、さらにさかのぼって[第241回]を見ましたら…。
ちゃんと「スイッチON」にしてるじゃありませんか。

うう。いつの間に、こんなことに…。
試作基板をひっくり返して、基板のウラを調べてみましたら、ちゃんとそのように追加配線がしてありました。
すると、試作基板の変更作業だけしておいて、回路図を直すのを忘れてしまったか…。

よーく見ましたら、回路図に手書きで追加配線してあって、その手書きがさらに追加で手直ししてありました。
うーむ。
まったく記憶に、ありません。

●「最終版」TK80のステップ動作を追加したINT回路図です

こちらが「最終の(おそらくは、多分)」回路図です。


2009.6.21upload

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