2025.9.25
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ワンボードマイコンをつくろう!(パソコンの原点はここから始まった) TK80ソフトコンパチブル!8080、Z80マシン語からBASICまでこれ1台でこなせます

[第157回]



●ND8080の設計変更作業中です

このところ数日おきの更新が続いています。
しなければならないことがてんこ盛りでつい更新が後回しになってしまいます。
書きたいことややりたいことも山ほどあるのですがなかなか思うに任せません。
前回書きましたように現在は新ND80Z4Eのプリント基板が出来上がってくるのを待っている段階です。
同時に思いがけず沢山いただいたND80Z3.5組立キットの出荷に向けての作業に注力しています。
それと並行して先日からマイコンボードの設計変更の第2弾としてND8080のローコスト版の設計作業を行なっています。
ND80Z3.5からND80Z4Eへの変更作業と同じ方向です。
基本的にはND80Z4E回路のCPU部分をND8080のCPUに置き換える作業です。
実際の作業としてはND8080回路基板のCPU部分を残してそこにND80Z4E回路基板からZ80CPU部分を外したものを重ねればよいのでそれほど手間ではないと考えて取り掛かったのですが8080とZ80では意外と相違しているところが多くて結構大変な作業になってしまいました。
下がとりあえずの作業を終えた新ND8080_4E回路試作基板のアートワーク図です。



私はプリント基板のパターン作成には以前からフリーの基板エディタPCBEを使わせていただいています。
自動配線などもやってくれる基板エディタもあるようですが私にはこれが十分合っています。
ずっと昔はセクションペーパーに赤と青のエンピツで定規を当てながら線を引いて下図を描いてからその上に透明なマイラーフィルムを乗せてスミと烏口で線を引いて仕上げたものです。
これは実に大変でした。
後に0.8mmとか2mmとか色々な幅のノリ付きのテープがあることを知ってそれをカッターナイフで切り目を入れながら貼り付けて配線する手法を使うようになって随分楽になりました。
そういう昔の作業に比べればPCBEでの作業はもう「有り難い」の一言でただただ感謝感謝であります。
こちら↓がPCBEのダウンロードサイトです。
https://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/business/se056371.html
GOOGLEで「プリント基板エディタPCBE」で検索すると使い方の解説ページなどがみつかります。
自動配線などの機能はなくて単純にタテヨコのパターンを引いたりランドパターンを貼り付けたりが出来るだけですが私にはそれだけできれば十分です。
そういうことなので当然最後は回路図と照合しながら検証する必要があります。
こんな感じです。



こんな面倒なことをしなくてももっと楽に自動配線などができるツールもあるでしょうに、と言われそうですけれど。
以前にどこかにも書いたと思いますが。
なんでもかんでも自動自動って、最近はなんでもAIつうのが大はやりだそうですけれど。
全部AIに任せてしまったら何もやることがなくなってかえって退屈してしまうのではありませんかねえ。
そうそう。
AIと人間はどこが違うのかって。
プラモデルだとかジグソーパズルだとか簡単にできることをわざと手間がかかるようにバラしたものを組み立てるのが楽しいなんていう実にけったいな生物が人間なんじゃありませんかねえ。

ワンボードマイコンをつくろう![第157回]
2025.9.25upload

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