ワンボードマイコンをつくろう!(パソコンの原点はここから始まった)
TK80ソフトコンパチブル!8080、Z80マシン語からBASICまでこれ1台でこなせます
[第147回]
●Windows11に接続(3)ZB3BASICの起動
以下の作業はND80Z3.5をWindowsパソコンにUSB接続をして行ないます。
事前にND80Z3.5をWindowsパソコンにUSB接続をしてND80Z3.5の電源をONにしておいてください。
ND80Z3.5の電源が入っていてUSBケーブルも接続しているのに接続エラーの表示が出ることがあります。
そのような場合にはUSBケーブルを一度外してから再度接続するとかND80Z3.5のリセット(MONキーを押す)をしてみます。
2〜3回繰り返しても接続エラーになる場合には別のUSB接続口につなぎ直してみてください。
前回はコマンドプロンプトのアイコンをデスクトップ画面に作成し初期設定をしたあと名前をnd80z3にしました。
今回はそのアイコンをクリックしてコマンドプロンプトを開きます。
ZB3コマンドを入力します。
このときND80Z3.5の電源が入っていないかUSBケーブルで接続されていないと下のように表示されます。
電源、接続を確認してからzb3[Enter]と入力してください。
コマンドプロンプトではマウスは使いません。
キーボードから入力します。
ND80ZVに接続しました
と表示されます。
ここでND80Z3.5の5X5キーで[*(I/O)][8]と入力します。
すると下のように表示されます。
ND80Z3.5からキー入力するときに7セグメントLEDの表示がオール0ではなかった場合には表示される数字が
0001 0000 −
とは異なる場合があります。
大抵はこのまま進めても問題はないのですができればND80Z3.5のLEDがオール0になっていることを確かめてからZB3コマンドを入力してください(もしオール0でなかったなら[MON]キーを押して一度リセットしてください)。
キーボードからz[Enter]と入力します。
Windows7などではZB3BASICが起動して画面がクリアされるのですがWindows11の場合画面クリアされずにカーソルが画面の一番上にセットされます。
そこでもとの表示を上書きする形で
*** nd80z3 basic ***
>
と表示されます。
上の画面では上から2行目で
>の後ろにカーソルマークが表示されています。
このままでは操作がし難いので[↓]キーで何も表示されていない行までカーソルを移動します。
そこで[Enter]を入力すると>が表示されて以後は普通にBASICが使える状態になります。
これでもうBASICシステムが普通に起動しています。
試しに
p.2+5
と入力してみてください。
p.は省略形です。
本当はprintと入力するのですがZB3BASICではこのように省略形を使うことができます。
最後に[Enter]を入力すると命令が直ちに実行されます。
これはBASICのダイレクトモードです。
行番号を入力しないで命令だけを入力するとその命令は直ちに実行されます。
行番号をつけて入力するとそれはプログラム行としてメモリに記録され直ちには実行されません。
ここで[Enter]を押すとプログラム行として記録されます。
[Enter]を入力する前なら[←]キーなどを使って編集することができます。
記録したプログラムはLISTコマンドで表示することができます。
プログラムを実行させるときはRUNコマンドを入力します。
ZB3BASICを終了するときは/EXIT[Enter]を入力します。
ZB3BASICを起動してから/EXITで終了するまでのキー入力や表示はログとしてnd80zlogフォルダに日付時刻名のテキストファイルとして保存されます。
テキストファイルですからメモ帳などで開くことができます。
ワンボードマイコンをつくろう![第147回]
2025.7.18upload
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