新製品の紹介(プチ連載です)
周波数カウンタ組立キット
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たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
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[第8回]
●第1回試作基板(2)
前回からの続きです。
当初はPICのみでTimer1を使って作成した1秒がどうも正確な1秒ではないらしいと見当はつけたのですが、それでもその時点では原因がわからなかったので、最初の基板は使うことをあきらめてしまって、PICの外で4.096MHz水晶を発振させて、それを分周して1KHzをつくりそれをPICに入力するように変更しました。
しかし、今は原因がわかりましたので、おお、それなら最初の試作基板も使えるじゃありませんか。
そう思って、前にさかのぼってプログラムを確認してみたのでありますが。
理由がわからないまま、それでも試行錯誤の過程でCCPR1に−1少ない値をセットしたプログラムもみつかりました。
してみると、これでもうまくなかったということのようで、まだそのほかにも何か別の原因があったようです。
新しく改良型の基板も作ってしまったことですから、今更以前のうまくいかなかったプログラムなどを追求してみたって仕方が無いようなものなのですが。
そこが困った性でありまして。
いえ。
性分だけではなくて、こういうところは後々のためにきっちりけりをつけておくべきでありましょう。
ということで、またまたちょいと道草で、最初に作って途中でやめてしまったプログラムを引っ張り出してきて、まずはCCPR1のところを補正して、それでどういう結果になるか試してみようという気になりました。
が。
実は今あることを試しておりまして、試作品の周波数カウンタが使用中になってしまっているのです。
何をやっておるのかといいますと。
●VM39S5Gの精度を確認したい
そういうことなのです。
試作品の周波数カウンタの精度がどの程度のものなのかを知りたくて急遽秋月から購入したVM39S5Gは、なんと誤差1ppmという優れもの、なのだそうであります。
それを使って試作品の周波数カウンタを調整したのでありますが。
ここでふと疑問がわいてきました。
果たして本当に1ppmなのか?
誤差1ppmといえば、12.8MHzの出力パルスが±12.8Hzの範囲に収まるということですから、本当にそれほどの精度なのか、ちょいと疑いたくなってしまいます。
しかし、それを一体どうやって確認したらよいのでしょうか?
誤差0の周波数カウンタで計測すればわかりますけれど、そんなものはありません。
やっと作り上げた周波数カウンタは、そのVM39S5Gを使って調整しているのですから、もとよりその目的では使い物になりません。
ということで、ここ数日思案していたのでありますが。
おお、そうだ。
ひょっとしたら、できるのでは。
ちょいといい案を思いつきました。
いいところなのですが、本日も時間がなくなってしまいました。
この続きは次回にいたします。
周波数カウンタ組立キット[第8回]
2015.9.26upload
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