2015.11.15
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新製品の紹介(プチ連載です)
周波数カウンタ組立キット

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たまにはちょいと息抜きで小品も作ってみたいものです。
簡単にチョイチョイと…。
でも、なかなかそうは簡単にはいかなくて、いつものごとく回を重ねてしまうことになるのかも…。
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[第55回]


●スイッチがあると便利です

前回、乾電池を使ってのテストをしていて、電池BOXと周波数カウンタ本体との間にスイッチがあると便利だということに気が付きました。
せっかくですからスイッチもキットに追加することにしました。

●74HC590のキャリーOUTについて

74HC590はカウントの値がFFのときに上位桁へのキャリーパルスが出てしまうので、そのための対策が必要になる、ということを[第44回]に書きました。
たまたま別の基板設計のお話があって、ずっとごひいきにしていただいておりますN大学のY先生にそのことをお話しました。
Y先生は先年退官されましたが、その後もお仕事の関係で時折メールなどでお付き合いをしております。
しばらくして、Y先生からご返事をいただきました。

「おかしいですね。HC590はFFのときにキャリーOUTがLになって、次のパルスが入力されるまでLを維持して、次のパルスの入力でHになるので、そのような食い違いが起きることは考えられないのですが」
そのメールを拝見して、あっと思いました。

そのとおりでした。
なんともおばかでありました。
FFでキャリーOUTが立ち下がって、次のパルスの入力でカウントが00になると同時にキャリーOUTが立ち上がるので、その立ち上がりパルスを上位桁のカウント入力にすればなんの問題もなかったのでした。

HC590のキャリーOUTの立下りをPICの割込みプログラムのトリガにしたために、問題が起きてしまったのでした。
キャリーOUTの立ち上がりで割込みをかけるようにすれば問題はなかったのでした。
さっそくプログラムを直して、問題が発生しないことを確認いたしました。
やれやれ、です。

さて。
いよいよ周波数カウンタ組立キットの発売開始、といきたかったのですが、本日もタイムアウトとなってしまいました。
次回あたりではなんとか締めにもっていきたいと思っております。

周波数カウンタ組立キット[第55回]
2015.11.15upload

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