2017.9.29
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第93回]


●1M/4M ROM WRITER

マイコン独立化システムのVGA/CRT+カラーキャラクタディスプレイインターフェースボードなどについて続きを書かなければいけないのですが、関連ということで、先にこちらのほうを書くことにします。
こちらの基板もやっと動作確認が済んだところですので、今書いておかないと、またどんどん忘れていってしまいます。
当記事は私の備忘録を兼ねておりますので、何卒ご了承をお願いいたします。

「ROM/RAM/RTCボードの製作」[第31回]で増設ROM(27C4001)のテストを行ないました。
27C4001にND80Z3.5システムプログラムを書き込んで、それが正常に動作することを確認しました。
ND80Z3.5などに接続できる形の27C256用のROM WRITERはありますが、そういう形式の27C1001/27C4001用のROM WRIERはありません。
ずっと以前に販売しておりましたWR/98というROM WRITERがまだ生きておりましたので、それを使って27C4001の00000〜07FFFにND80Z3.5システムプログラムの書き込みをしました(同上[第29回])。
ND80Z3.5の外部に増設したROM/RAM/RTCボードのROMソケットに27C4001を実装した状態で(ND80Z3.5本体のシステムROMは外して)、ND80Z3.5が正常に動作したことで、00000〜07FFFの範囲についてはROMの動作確認ができたことになります。
ROM/RAM/RTCボードのROM/RAMはアドレス0000〜7FFFの範囲に窓を開けて、そこにROMならバンク00〜F0の16バンク、RAMなら0F〜FFの16バンクを切り換えながらアクセスするようになっています。

27C4001は512KBのROMです。
その00000〜07FFFがROMバンク00、08000〜0FFFFがROMバンク10、10000〜17FFFがROMバンク20、…、78000〜7FFFFがROMバンクF0、になります。
バンク10〜バンクF0については、「ROM/RAM/RTCボードの製作」[第31回]では各バンクの先頭アドレスの1バイトにテストデータを書き込んでテストをしました。
その時点では全部のメモリアドレスにテストデータを書き込んでテストをするだけの時間がなかったからです。

ROM/RAM/RTCボードの機能としてRTCと増設RAMについては、マイコン独立化システムでの利用を考えています。
しかし増設ROMは将来のバージョンアップ用です。
どうせ基板を作るなら、ということで27C1001/27C4001用の回路も載せてしまいました。
基板を作ってしまってから、半分後悔しています。
ついでという軽い気持ちで追加したからといって、正常動作を確認しないわけにはいきません。
RAMならばWRITEしたあとでREADすることで比較的簡単にテストすることができます。
しかしROMということになりますと、ROM WRITERが必須になります。
27C1001/27C4001用のROM WRITERは、上で書きましたように、ずっと以前に販売しておりましたWR/98が今でも健在です。
WR/98は2764〜27C4001までの書き込みができる優れものなのですが、DOS/VパソコンおよびPC9801のパラレルポート(プリンタポート)に接続して使うタイプなのでWindows98以前のパソコンでなければ使うことはできません。
ある意味非常に不便で不自由な時代になってしまいました。
私のところではまだWindows98SEが現役で動いていますので、私ひとりが使う分にはそれでもよいのですが、ROM/RAM/RTCボードを作っておいてROM WRITERはありません、ということでは「ROM WRITERがなくては使えないじゃないの」というお叱りを受けてしまいます。
ということで、1M/4M WRITERを作ってしまいました。
27C1001は128KB(1Mビット)、27C4001は512KB(4Mビット)です。
27C256 WRITERと同じように、ND80Z3.5(ND80ZV)、ND8080の82C55入出力コネクタに接続して使います。
MYCPU80も増設I/Oボードを介して接続することができます。
下はND80Z3.5(試作基板なのでレジスト、シルクがありません)に接続したところです。

1M/4M WRITERはND80Z3.5の82C55入出力コネクタに接続しています(写真左側)。
右側はROM/RAM/RTCボードです。
ROM/RAM/RTCボードにはND80Z3.5システムプログラムを書き込んだ27C4001と628512を実装しています。
ND80Z3.5はシステムROMを外しています。
代わりにROM/RAM/RTCボードに実装した27C4001のシステムプログラムが動いています。

1M/4M WRITERの写真です。

書き込み用のデータバッファとして512KBのRAM、628512を実装しています。

本日も時間がありませんので、途中ですがここまでで終わります。
続きは次回に書くことにします。

CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第93回]
2017.9.29upload

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