2017.4.21
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マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作

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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第55回]


●MYCPU80用独立システム

いよいよマイコン独立化システムの最後のステップ、MYCPU80用の作業です。
ということで、本日も朝からがんばったのですけれど、作業を完了させるところまではできませんでした。
明日にはなんとか完了させたいと思っています。
本日は時間がありませんので、要約してお伝えします。

先日から考えていたことなのですが。
ND8080もMYCPU80もCPUは8080(およびその互換回路)です。
I/O、メモリを含めた回路もほとんど同じ構成です。
ならばなんとかしてプログラムを共通化したい。
もちろんこれはあくまで独立化システムでのお話です。
MYCPU80とND8080とではUSB接続の仕組みが異なっていますから、それを共通化するのは無理というものです。
しかしUSB接続を伴わない、独立システムならばなんとかすり合わせはできるはず。
ということなのですが、実際にできあがったND8080用独立システムROMをMYCPU80に実装しますと、全く動いてくれません。

実は大きな違いがありました。
ND8080にはモニタROMを切り換えるDIPSWがついていて、それでTK−80モニタとND80Zモニタを切り換えます。
ところがMYCPU80はもともとはTK−80モニタのみを搭載していましたので、ND80Zモニタに切り換えるためのDIPSWはありません。
後から発売しましたMYCPU80用のZB3BASIC+ZB3DOS(CP/M互換DOS)ではTK−80モニタの代わりにND80Zモニタを搭載しています。
ND8080用のシステムROMは起動時にそのDIPSWを読んでモニタの選択をします。
MYCPU80はここのところでこけてしまいます。
なんとかして同じプログラムROMを使いながら、MYCPU80とND8080を区別して、システムプログラムでそれを認識できないものかとあれこれ考えておりました。

やっとその方法をみつけました。
MYCPU80にはユーザー用のI/Oテストのための10pinのコネクタ(CN3)があります。
これはとりあえずは空いています。
アドレスはND8080でも使っているアドレスですが、幸いなことにND8080のシステムに影響を与えないビットを利用することができることがわかりました。

CN3コネクタの写真です。

その5番と7番をショートします。
ちょっと写真が見にくいですね。

別の角度から撮りました。

5番はI/Oアドレス98〜9Bのビット3入力で7番は同じI/Oアドレス98〜9Bのビット6出力です。
ND8080はI/Oアドレス98〜9Bは出力のみで入力はありません。
しかもビット6、7は実装していません。
つまりプログラムで98〜9Bのビット6に0を出力して、ビット3の入力が0なら、MYCPU80だということがわかります。
これでやっと問題が解決しました。

MYCPU80の独立システムをテスト中の写真です。


CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第55回]
2017.4.21upload

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