マイコン独立大作戦
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作
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WindowsパソコンにUSB接続して使う現行方式はそれなりに便利ではありますが、ときとしてWindows
のしがらみから開放されて、小さいながらも独立した一個のパソコンとして機能したいと思うこともあります。
昔はそれが普通のことだったのですが、安価なCRTディスプレイが生産中止となって久しい今日ではそれ
は叶わぬことと諦めていたのですが…。
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[総合第118回]
●STALN、USB
実はこの独立化セットのほかにも、いくつか納期のせまった仕事やプロジェクトを抱えています。
ずっと前から何回もお電話やメールで「まだか、まだか」と問い合わせをいただいております。
つい先日も、この新独立化セットが一区切りついたら、そちらのほうにかかります、とご返事をしたばかりなのですが。
発売開始数日にして完売御礼申し上げる状況になりますと、こちらのほうも出来るだけご愛顧にお応えしなければならない、という気持ちに駆られます。
今回新独立化セットをご注文いただいたお客様から、できれば加えて欲しいとご要望いただいた機能もいくつかあります。
せっかくここまで来たことでもありますから、もうあとせめて2〜3日、機能アップに努めたいと思います。
そういうわけでありますので、別プロジェクトにつきましては今数日のご猶予をお願い申し上げます。
さて今回のテーマはSTALNコマンドとUSBコマンドです。
今まではUSB接続型と独立型を切り換えるのにRAMに置いた仮のプログラムにジャンプすることで行なっていました。
今回はそれをコマンドで行なえるようにしました。
STALNはSTAND ALONEの略です。
USB接続型から独立型に行くのに最初の一回だけ使うコマンドとしてSTALN0を用意しました。
2回目からはSTALN1を使います。
独立型からUSB接続型に戻るときはUSBを使います。
独立(独り立ち)を意味するSTAND ALONEの略はSAを使うのだそうです。
SAじゃわからんだろう、ということでSTALNとしたのですが、SA0、SA1のほうが簡単でいいような気がしてきました。
そのように変更したほうがよいかもしれません。
ま、しかし、それは先のこととしまして、今はSTALN0、STALON1として組み込みましたので、とりあえずはそれで行きます。
下は実行例です。
最初はまずUSB接続型で起動します。
USB接続型でZB3BASICを起動したあと、STALN0を実行しました。
本当はその直後に画面表示が停止するのですが、時間がないので手抜きです。
その次の手順まで1枚の画像にまとめてしまいました。
すると独立型のND80Zモニタに行きます。
7セグメントLEDがオール0表示になりますが、このときは独立型のND80Zモニタがアクティブになっています。
[I/O][8]と操作すると独立型のZB3BASICが起動します。
そこで今回はテストですからUSBと入力しました。
本当はこちらもその直後に画面表示が停止するのですが、時間がないので手抜きです。
その次の手順まで1枚の画像にまとめてしまいました。
またUSB接続型に戻りました。
先ほどの画像の使いまわしです。
今度もテストですから、STALN1を入力してもう一度独立型に行きました。
2回目からはSTALN1を使います。
独立型に戻ったところでRUNコマンドでプログラムを実行しました。
これもテストですので、そのあとCLOSELを実行した後でUSBコマンドを実行しました。
また同じ画像の使いまわしです。
USB接続型に戻った後、DIRおよびDIRLを実行しました。
USB接続型に戻る直前に独立型でCLOSELを実行したため、LOGディレクトリの最後には新規にOPENされた11032227.LOGが表示されています。
そのひとつ前の11032223.LOGはCLOSELコマンドでクローズされたログファイルです。
CRT/VGAIF+KEYIF+SDCARDIFボードの製作[総合第118回]
2017.11.4upload
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