2013.11.6
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第507回]


●「Maker Faire Tokyo 2013」のご報告

株式会社技術少年出版の吉崎様(今までY様としてご紹介させていただいていました)から「Maker Faire Tokyo 2013」のご報告とご来場者様へのお礼のご挨拶のメールをいただきました。
写真とともに解説文も添えていただきましたので、以下にそのまま転載させていただきます。

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今回の「Maker Faire Tokyo 2013」にて、E-80の発売元となる株式会社 技術少年出版によるE-80プロジェクトの公表と、E-80の商品名として「Legacy8080」の正式発表を行いました。

お忙しい中「Maker Faire Tokyo 2013」にご来場いただき、株式会社 技術少年出版の展示ブースを訪問いただいた皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

E-80プロジェクトは、菱田 照久 様の素晴らしい技術力と突破力により夢が実現したプロジェクトです。
E-80プロジェクトを正式発表まで推進いただきました有限会社中日電工の菱田 照久 様に感謝いたします。

                     株式会社 技術少年出版
                              吉崎

以下は「Maker Faire Tokyo 2013」における技術少年出版の展示ブースのご説明です。
今回は自社展示ブースの運用で手一杯のため他の展示を全く見ることができませんでした。
他の展示についてはご報告できませんことをご理解願います。

写真01

初日(11月3日 日曜日)の展示時間終了後の写真です。
入り口付近から展示会場中央の奥を眺めたアングルです。
初日の展示時間中はこの広い通路が来場者で溢れるぐらいの混雑で写真を撮影する余裕がありませんでした。
スタッフが終了時間を過ぎたので速やかに退場するようハンドマイクで呼びかけていますがまだ出展者に熱心に質問している来場者も居ます。

写真02

さらに展示会場の奥に進んだ位置からの写真です。

写真03

さらに展示会場の奥に進んだ位置からの写真です。
この正面突き当たりがE-80を展示している技術少年出版の展示ブースです。

写真04

さらに進んだ真正面突き当たり中央のとても良い場所が技術少年出版の展示ブースの場所です。
5台のE-80が並んでいます。

写真05

3台のE-80をコンソールパネルを自由に操作できるようにして来場者に公開しました。
来場者の中にはコンソールパネルのスイッチをパチパチと操作してZ80の機械語でプログラムを入力してOUT FFでパネルのLEDを点滅させるプログラムを即興でプログラムした猛者もいました。

写真06

展示会場の一番奥にある技術少年出版の場所は落ち着くように少し暗いライティングになっています。
コンソールパネルのLEDの輝きがより綺麗に見えるのですが、内部の基板を見ようとすると少し暗いということが初日に解りました。
そこで二日目には、ケース内部を照らす超小型のスポットライトを用意してCPUに刻印してあるZilogのロゴマークや基板の構成がよく見えるようにしました。
かなり良い雰囲気になりました。

写真07

MIDIインターフェイスのデモとしてローランド社のMIDI音源をMIDI端子とつないで演奏デモを行いました。
MIDI演奏に利用したプログラムは菱田様が作られたMIDIインターフェイスのテスト用プログラムを連続演奏対応に改造いただいたものです。
E-80の下に掲示しているのは、日本音楽著作権協会の理事長名義で発行された音楽演奏許可書です。
この許可があれば聴衆に対して合法的にメジャー音楽を演奏して提供できます。

写真08

展示ブース右側のE-80はCP/M互換OS上でMBASICを動かして「STARTREK」のデモを行いました。
STARTREKのデモをコンソール用のノートPCの画面だけでなく、大型モニターの画面を利用して来場者にデモを行いました。
日本のマイコンマニアだけでなく欧米からの来場者からも「懐かしい・・・」、「昔プレイしていた・・・」という感想をいただきました。
E-80の下にあるセントロニクスプリンタでSTARTREKのBASICプログラムを印字するデモを行いました。
セントロニクスプリンタが今も販売されているのを見て感激している来場者もいらっしゃいました。

写真09

二日目午後にはラッシュも緩和されて子供連れの来場者が多くなりました。
綺麗に点滅するLEDとずらり並んだスイッチに子供たちは引き寄せられます。
70年代のベテランプログラマーのような真剣な眼差しでコンソールパネルを操作しています。

写真10

フロントパネルを軽やかな指さばきで操作する3歳の少女。
名演奏家がピアノを弾くような流れるような指さばきに周りの大人もビックリしていました。
端から順番にスイッチをONにしたり、左右対象にONにしたり、色々考えながら操作していました。
3歳とは思えない凄い集中力で長時間操作しています。将来有望です。

写真11

参考展示としてIMSAI8080と紙テープパンチャー/リーダーも展示しました。
「写真では見たことがあるが本物は初めて見た。感動した。」という声が多くありました。
S-100バスの知識がある方は、S-100バスのスロットがボードで全て埋まっている事に驚いていました。
8Kbyteのメモリーボードが8枚で合計64Kbyteが実装されています。
その他パラレル、シリアル、FDD、AD、DAなどのインターフェイスカードが実装されています。
横に置いてある紙テープパンチャーでパンチした紙テープを50歳台と思われる男性にプレゼントするとみなさん大変喜ばれて「東京湾に怪獣出現!」というお約束の台詞を言われます。

写真12

「Maker Faire Tokyo 2013」が無事終了した後の撤収時の写真です。
E-80は、EIAラック3Uサイズという業界標準規格のケースなのでこのような既成のキャンリングラックを利用することができます。
手前のはショルダーバッグスタイルです。
すべて背面が開くので、E-80を取り出さなくてもそのままでケーブルを接続して運用できます。

写真13

E-80のラックマウントブラケットをキャンリングラックにネジ止めすることでしっかりと固定できます。

写真14

キャンリングラックには丈夫なカバーを取り付けできます。
同じ規格のキャリングラックは積み重ねてスタッキング運用できます。
このようなヘビーユースなキャリングラックがネット通販で1個 8,500円で購入できるのも業界標準のケース規格を採用しているメリットです。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第507回]
2013.11.6upload

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