2013.10.6
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第493回]


●RS232Cオス?それともメス?(3)

前回からの続きです。
RS232C9pinDSUBコネクタは一般に端末型の装置ではメスコネクタを使うことが多いようです。
おお、そういえば、確かソニーテクトロのオシロスコープにも9pinDSUBコネクタがついていたような…。
確かめてみましたところ、やっぱりついておりました。

使ったことはありませんが、SERIAL PORTと書いてありますから、RS232Cに間違いありませんでしょう。
おや?
オスコネクタではありませんか。
むむ。
オシロスコープは端末では?
説明書を引っ張り出してきて、読んでみましたら、このシリアルポートの相手はプリンタ/プロッタでした。
なるほど。
相手がプリンタということならば、こちらはホストですから、オスコネクタになるわけですね。
ううむ。
やっぱり、そういうルールのようですねえ。

ま。
しかし。
そうでなくてはいけないという厳格なルールがあるわけではありませんから、前回説明しましたような理由によりまして、ここは「掟破り」でまいりましょう。

●しかし困った問題が…(その2)

ところが、ところが。
掟破りということになりますと、やはり世間の風は冷たいものがあります。

前回説明しましたように、ND80ZV(ND80Z3.5)とパソコンとを接続してシリアル通信をする場合に、もしパソコンに9pinDSUBコネクタがついていましたら、それはオスコネクタのはずですから、その場合には標準的なストレートケーブルを使って接続できます。
ストレートケーブルは前回お見せしましたが、もう一度お見せします。

ストレートケーブルは写真を見てわかりますように、片方がオスコネクタで片方がメスコネクタになっています。
その名の通り2番端子は他端の2番端子に、3番端子は他端の3番端子に、というようにまっすぐに(並行に)結線されています。

パソコン側がUSBの場合には、これも前回説明しましたようにRS232C−USB変換ケーブル+延長ケーブル(9pinDSUBストレートケーブル)で接続することができます。

しかし、もしもND80ZV(ND80Z3.5)同士を接続する場合には?
この場合には両方がメスコネクタになりますから、両端がオスコネクタのクロスケーブルを使って接続することになります。
クロスケーブルは2番端子が他端の3番端子に、3番端子は他端の2番端子に、というようにクロスして結線したケーブルです。
ところが普通に売られているクロスケーブルは両端がメスコネクタのケーブルばかりで、両端がオスコネクタなどというクロスケーブルは普通は無いようです。
それはそうでしょうねえ。

しかし、ND80ZV(ND80Z3.5)同士が接続できない、というのはちょいと痛いことです。
むむむ。
なんとかならないものか。
インターネットを探ってみましたら。

ありました。
解決策が。
なんと、有難いことに、1本からでもカスタムオーダーでケーブルを作ってくれるという、願ってもないケーブル屋さんがみつかりました。
MiSUMi−VONA(http://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/110400257040/?KWSearch=%EF%BC%A4%EF%BC%B3%EF%BC%B5%EF%BC%A2%EF%BC%99)です。

こんな感じで希望通りのものを作ってくれるようです。

本日は営業時間外なので価格の表示が出ませんでしたが、昨日確認したときは、上記(左側)の仕様(結線タイプはCR1)で1本1500円ぐらいだったと記憶しています。
確かに汎用品よりは高くなりますが、その程度の価格ならば納得できるのではありませんでしょうか。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第493回]
2013.10.6upload

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