2013.7.28
前へ
次へ
ホームページトップへ戻る

復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第447回]


●E−80プロジェクト(2)

前回も書きましたように、当初の予定からはずいぶん遅れてしまいましたが、やっとY様に納品する予定のE−80試作機を組み上げて、このところの何日かは完了検査&動作テストを行なっています。
それもこの週末くらいには完了して週明け早々には晴れて納品、となるつもりだったのですが…。

やっぱり、終わりません。
なんたって機能が半端じゃないのですよねえ。
特に今回は試作機の動作テストだものですから、テストプログラムなども作りつつテストを行なうため、余計に時間がかかってしまいます。
本日は朝からCSI/O(Clock同期 Serial I/O)の動作確認をしていたのですが、これも初めての機能で、今までは面倒なので後回しにしてきたところです。
回路といっても完全にCPUに内蔵されていますから、ただ単にCPUからコネクタに信号線を引き出しただけなのですが、それでも最終的には動作確認をしておかねばなりません。

CLOCK同期のシリアル通信は、今ではPICにも内蔵されている機能ですが、Z8S180(64180)のそれは、PICなどに搭載の機能よりずっと原始的で、ただ単にデータをクロックに同期して送信受信するだけのものです。
なので、それをテストするということになりますと、その相手方のハードとソフトもそれに合わせた仕様で準備しなければなりません。
なかなかに手間がかかります。

あれやこれやでつい先ほどになって、ようやく通信に成功したところです。
本日はもうこんな時間になってしまいましたので、あともう少し仕上げのためのテストは明日に持越しです。
しかしそれでテストが終わりかといいますと、そういうわけでもありません。
もう少しやっておかなければならないテストが残っています。
それからE−80にインストールしておりますOSについても、もう少し手直しが必要です。
やっぱり週明け早々に納品を、というのはちょいと見通しが甘すぎました。
でもせめてなんとか月内にはお納めしてしまいたいものです。

ということで、このところせっかくE−80ミニコンの動作テストをしていたところでもありますので、その動作テストの様子などを少しずつお見せしていきたいと思っています。

で。
まずはE−80ミニコンの全体像からご紹介することにいたします。
過去記事を確認しましたら、E−80ミニコンのブロック図は[第269回]でご紹介しておりました。
しかしそれにはCSI/Oが未記入ですし、またZ8S180(64180)は2組の非同期シリアル通信回路を内蔵していて、E−80ミニコンはその2組を両方ともハード回路としてもサポートしているのですが、それも同図では未記入です。

時間もかなり経ってしまったことでもありますので、あらためてE−80ミニコンのブロック図をお見せすることにいたします。


これだけのハード回路をテストするとなりますと、なかなか簡単には終わりません。
いずれはシステム的に順序立ててテストできるようなテストプログラムを作らなくてはとも考えているのですが、今のところは泥縄的テストプログラムを使ってひとつひとつの機能をテストしてきています。
なかなかに手間なことです。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第447回]
2013.7.28upload

前へ
次へ
ホームページトップへ戻る