2013.6.12
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第416回]


●(6)MBASICの小文字ファイル名対策

前回ご紹介いたしました大分県のH様からは毎日のように、いろいろ検証していただいた結果のご報告のメールをいただいております。
本日もまたまた時間がありませんので、H様からのメールを受けて対策を行なったうちの1つについて書くことにいたします。

H様からのお尋ねです。
MBASICで作成したプログラムをファイルセーブするときにうっかり小文字のファイル名でセーブしてしまいました。
すると小文字のままセーブできてしまったのですが、ZB3DOSでは小文字が使えないためREN(ファイル名変更)もERA(ファイル削除)もできません。
なんとかなりませんか?

CP/Mではキー入力時にCCPが小文字を大文字に変換して入力します。
ZB3DOSもその通りに作ってあります。
ですから小文字で入力しても大文字としてメモリに入ってしまいます。
一方でMBASICなどはキー入力時に小文字から大文字への変換を行なわないため、小文字と大文字の両方が使えます。
そのほうが機能性が高いわけですがベースになるCP/M互換部分がファイル名を大文字でしか認識できませんから、結局のところファイル名は大文字に限定したほうが無難ということになります。
そこでファイルセーブに限っては、ZBDOSの新規ファイルオープン(ファンクション16H)では強制的にファイル名を小文字から大文字に変換して登録するようにプログラムを変更しました。

ですからMBASICに限らず、ほかのアプリケーションでもファンクション16Hを使った新規ファイルの保存はファイル名を小文字で入力しても大文字のファイル名で保存されます。

しかしこの「強制的な変換機能」はSAVEについてのみ働きますが、LOADなどについては今まで通り、小文字も大文字も使えますから、LOADするときは大文字でファイル名を指定しないと File not found と表示されてしまいます。

さて、今後新規にファイルを作成するときはそういうことですから、以後は問題は発生しないことなりますが。
すでに作成してしまった小文字ファイル名のファイルはなんとかしなければなりません。
ひょっとしたらと思って試してみましたら、ファイル削除としてKILLコマンドが使えることがわかりました。
MBASICを起動して、
KILL ”abc.xyz”
のように入力すると、小文字で登録してしまったファイルも削除することができます。

●画面コピー(その2)

前回、個別画面のコピーをとるためのツールとしてCutWin32をご紹介しましたところ、Y様からメールで別の方法を教えていただきました。
コピーしたい画面をアクティブにしておいて[Alt]キーと[Print Screen]キーを同時に押すと、その画面だけがクリップボードに保存されます。
その後「ペイント」などを開いて「貼り付け」をすることでその画面だけを取り出すことができます。
Y様はWindowsXPで試してみました、とのことでしたが、私もさっそくWindows98SEとWindows7で試して、どちらもそのように機能することを確認しました。
なるほど。
これはちょいとした裏技です。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第416回]
2013.6.12upload

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