2013.4.12
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第368回]


●クリンゴンが多すぎるのでは?

Y様からメールをいただきました。
前回のSTARTRECのゲーム画面をご覧になって、「ちょっとクリンゴンの数が多すぎるのでは?」というご指摘です。

「サンプルRUNの画面で気になったのがクリンゴン戦艦の数です。
通常のSTARTREKゲームでは、初期設定されるクリンゴン戦艦の隻数は、20隻から50隻程度です。
サンプルRUNでは初期設定されたクリンゴン戦艦が192隻です。
これだけ敵が多いと頑張っても勝てません。
ゲームエリア全体に配置するクリンゴン戦艦の隻数もかなり多くなります。
多分、乱数でクリンゴン戦艦数の初期設定を行っていると思うので、この部分を調べてみる必要があるかもしれません。 」

うむむ。
そう言われてみれば、そうですねえ。
念のため[第366回]でご紹介いたしました「BASIC COMPUTER GAMES」( http://www.atariarchives.org/basicgames/ )で確認してみましたら、サンプルRUNでのクリンゴン戦艦の数は8艦でした。
また、CP/M互換DOS上のMBASICでSTARTRECを実行したときのログファイルを確認してみましたら、19艦になっていました。
なるほど、これは確かにおかしいです。

で。
プログラムの中でクリンゴンの数を決定しているあたりを中心に確認してみました。
結果はY様にご指摘いただいた通り、乱数の処理に間違いがありました。
あらためて確かめてみましたところ、クリンゴン戦艦の数だけではなくて、そのほかゲーム中で多用されております乱数のところがすべて間違っておりましたので、全部修正いたしました。

こちらは修正済みのプログラムを実行中の画面です。



クリンゴン戦艦の数は14と表示されました。
Y様、ご指摘有難うございました。

前回のプログラムリストも修正済みのものに差し替えました。
もし前回のリストをコピーされました方はお手数ですが更新後の新しいリストをコピーしていただきますようお願いいたします。

●STARTRECの遊び方

Y様からいただいたメールには、STARTRECの遊び方についても詳しく紹介されておりました。
皆様にもきっと参考になると思いますので、いただきましたメールからそのまま以下にコピーさせていただきました。

今回のサンプルRUNにあるゲーム開始状況はかなりピンチな状態です。
いきなり敵側クリンゴンの宇宙戦艦3隻と遭遇してしまいました。
ゲーム開始直後なのでエンタープライズ号のエネルギーと光子魚雷は満タンですのでクリンゴン艦隊と戦うこともできます。

これがゲーム途中でエネルギーが少ない、光子魚雷の残りが少ない、ショートレンジセンサーなどが故障しているなどの状況の場合は、すぐにワープして他のクオドラント(小宇宙:戦闘空間)へ逃げるのが得策です。

クリンゴンの宇宙戦艦と戦う場合は、まずシールドをエンタープライズ号の周りに張り巡らしてクリンゴンからの攻撃に耐えるように防御体制をとります。
シールドがないとさすがのエンタープライズ号もすぐにやられてしまいます。

ただし、シールドはエンタープライズ号のエネルギーを消費しますので、その時の危険度合いで調整します。
クリンゴンからの攻撃を受けるとシールドはより多くのエネルギーを消費します。

光子魚雷(PHOTON TOPEDOES)は、本物の魚雷と同じで、直進しますので、途中に星(*)があるとここで爆発して星の向こう側の敵に命中しません。
光子魚雷は直線で狙えるクリンゴン戦艦に使用します。

光子魚雷は強力な必殺兵器なので1発でクリンゴン戦艦を破壊できます。
なんと光子魚雷は星(*)も破壊できます。

星の向こう側に隠れているクリンゴン戦艦を倒すときに、移動して裏側に隠れているクリンゴン戦艦を見つけて攻撃するのではなく、間にある星を光子魚雷で破壊してから、2発目の光子魚雷でクリンゴン戦艦を破壊するという荒っぽい攻撃もできます。

エネルギー放射砲(PHASER)は、そのクオドラント(小宇宙:戦闘空間)に存在する全てのクリンゴン戦艦にダメージを与えることができます。
星の影に隠れているクリンゴン戦艦にもダメージを与えることができます

しかしエネルギー放射砲は、クオドラント内の全体的に広がる波動兵器なので敵が多いとより多くのエネルギーをエネルギー放射砲に注入しないと複数のクリンゴン戦艦を破壊できません。

クリンゴン戦艦が1隻のときはエネルギー放射砲(PHASER)でじわじわと攻撃するという方法もあります。

幸い、このクオドラント(小宇宙:戦闘空間)には味方の宇宙基地(B)が存在します。
エンタープライズ号を小さく動かして、この宇宙基地(B)にドッキングしてエネルギーと光子魚雷の補給を受けることができます。

ただし、エンタープライズ号が移動中に星(*)にぶつかると無駄にエネルギーを消費するので注意が必要です。

2回小移動して星を迂回して宇宙基地(B)にドッキングする方法もありますが、光子魚雷で邪魔な星(*)を破壊して1回の移動で宇宙基地(B)にドッキングする荒っぽい方法もできます。

宇宙基地にドッキングすると、エネルギーと光子魚雷の補給を満タンまで受けることができます。

さらに宇宙基地にドッキングしているとエネルギーと光子魚雷の補給を受け続けることができるので、シールドを最大にして、光子魚雷を撃ちまくるという事実上無敵モードにはいることもできます。

STARTREKの楽しい遊びかたとしては・・・

エネルギーの残りと光子魚雷の残りを計算しながら戦闘を進める。

光子魚雷を全て使い切るとピンチを脱出できなくなるので注意。

こまめに宇宙基地で補給を受ける。

宇宙基地の場所と敵の場所を把握するためにロングレンジセンサーを活用する。
ロングレンジセンサーでは自分が居るクオドラントの上下左右斜めにある8個のクオドラントの状況を知ることができます。(クリンゴンの隻数や宇宙基地の有無など)

全戦闘宇宙空間は縦8個、横8個、64個のクオドラントで構成されています。

ギャラクディックマップで全戦闘宇宙空間を表示できます。
一回ショートレンジセンサーでスキャンしたクオドラントは、その内容がギャラクディックマップに転送されて表示されます。

遠くのクオドラントまで一気にワープするとエネルギーを多く消費するので、ロングレンジセンサーで隣のクオドラントの状況を調べつつ小刻みに移動する。

裏技を紹介します・・・

テキストゲームは1ターン(1回のコマンド入力)ごとに進行するので、コンピュータなどを使うとその分進行が進んで敵の攻撃も多くなります。

光子魚雷の発射コースは、手元の電卓で計算してターン数を少なくする方法があります。

ショートレンジセンサーが故障して敵の位置が解らない状態でも、敵が攻撃してくると敵の位置(座標)が表示されるので、これを利用して敵の位置を知り光子魚雷で反撃することができます。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第368回]
2013.4.12upload

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