2013.3.30
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第360回]


●MBASICの再実行

前回はCP/M互換DOSを起動して、そこからさらにMBASICを起動して、そこで簡単なテストプログラムを作成して実行したのですが、画面コピーをしたつもりでうっかりしてコピーしないまま先に進んでしまいました。
CP/M互換DOSは以前からND80ZV(ND80Z3.5)の付属ソフトとして提供しておりますZB3BASICシステムにさらにCP/M互換部分を追加したものですから、従来のZB3BASICの機能は全てそのまま使えます。
ZB3BASICは起動したときに月日時分をファイル名とするログファイルを自動で作成します。
そのファイルはZB3BASICを正常終了したときにクローズされます。
前回説明をしましたZB3BASIC→CP/M互換DOS→MBASICという一連の作業も全てZB3BASICシステムのベースの上で動いていますから、その間の動作はすぺてログファイルに記録されています。
前回の終わりにお見せしましたログファイルを見ていただければそのことが理解していただけることと思います。
MBASICのテストプログラムが正しく実行されたこともログファイルにしっかり記録されています。

ですけれど、その部分だけ画面コピーが無いというのもちょいと残念ですので、もう一度同じことを実行して、今度こそ失敗しないように、しっかり画面コピーを撮ることにいたしました。

ZB3BASICを起動して、/CPMコマンドを入力しCP/M互換DOSを起動しました。

そこでさらにMBASICを起動して、テストプログラムを作成しました。

LISTコマンドでプログラムリストを表示させたあと、RUNコマンドで実行しました。


system[Enter]と入力してCP/M互換DOSに戻りました。

そのあとzb3[Enter]でCP/M互換DOSを終了してZB3BASICに戻り、/exit[Enter]でZB3BASICを終了しました。

こちらが今回の操作を記録したログファイルです。

logfile nd80zlog\03302122.txt open

ND80ZVに接続しました
0001 0000 - z
1000 00C3 - 
*** nd80z3 basic ****
>/cpm
can't open D.vfd
loading ZBDOS,wait a while...

A>b:
B>dir
B: VFTST23  COM : TEST     SAF : VFTST24  COM : VFTST25  COM
B: MBASIC   COM
B>mbasic
BASIC-80 Rev. 5.21
[CP/M Version]
Copyright 1977-1981 (C) by Microsoft
Created: 28-Jul-81
25400 Bytes free
Ok
auto
10 '*** mbasic test
20 for b=0 to 10
30 print "b=";b,"sqrt(";b;")=";sqr(b)
40 next b
50 ^C
Ok
list
10 '*** mbasic test
20 FOR B=0 TO 10
30 PRINT "b=";B,"sqrt(";B;")=";SQR(B)
40 NEXT B
Ok
run
b= 0          sqrt( 0 )= 0 
b= 1          sqrt( 1 )= 1 
b= 2          sqrt( 2 )= 1.41421 
b= 3          sqrt( 3 )= 1.73205 
b= 4          sqrt( 4 )= 2 
b= 5          sqrt( 5 )= 2.23607 
b= 6          sqrt( 6 )= 2.44949 
b= 7          sqrt( 7 )= 2.64575 
b= 8          sqrt( 8 )= 2.82843 
b= 9          sqrt( 9 )= 3 
b= 10         sqrt( 10 )= 3.16228 
Ok
system
 
B>zb3
end of ZBDOS
>/exit
0000 00C3 - 
リモート接続を終了しました
logfile closed at Sat Mar 30 21:26:34 2013


●仮想フロッピーディスクドライブの作成

以前にND80ZVをご購入いただいたお客様からご質問のメールをいただきました。
オリジナルのCP/Mは8ビットミニコンにフロッピーディスクドライブを接続して動作させましたが、CP/M互換DOSではWindowsパソコンのハードディスクに仮想フロッピーディスクドライブを作成して使います。
その仮想フロッピーディスクドライブはどのようにして作成するのですか?
というご質問です。

仮想フロッピーディスクドライブはVFORMAT.exeというプログラムを実行して作ります。
VFORMAT.exeもCP/M互換DOSと一緒にCDROMに入れてお届けします。
VFORMATにつきましては、[第166回]で説明をしていますので、そちらを参考になさってください。

仮想フロッピーディスクドライブの中身を見るためのプログラム(VFDUMP.exe)も[第167回]で紹介しています。
VFDUMP.exeもCP/M互換DOSと一緒にCDROMに入れてお届けします。

あともう少しご質問にお答えすることがあるのですが、本日は時間が無くなってしまいました。
続きは次回にいたします。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第360回]
2013.3.30upload

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