2013.1.23
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第299回]


●読者の方からメールと写真を送っていただきました

当記事をお読みになった方から、メールと写真を送っていただきました。
ご本人は「素人ですからお恥ずかしい」と謙遜してみえますが、当時これだけのものをお一人で作られたというのは、なかなかにすごいことだと思います。
当時は雑誌記事などをを頼りに、マイコンピュータ作りに熱中した人たちがいっぱいおりました(と思います)。
その中からとうとう病が高じてプロになってしまった人たちも出てきました(かくいう私もそのひとりです)。
貴重なお写真と、メールに書いていただいた当時のご体験文について、当ホームページでの公開についてのお許しをいただきましたので、お送りいただいたメール本文とともに、転載させていただきます。
なおメール、写真をお送りいただきましたHK様にはND80Z3.5組立キットをご購入いただきました。
HK様。当時を伝える貴重なお便りとお写真をお送りいただき有難うございました。
またND80Z3.5組立キットをご購入いただき有難うございました。
重ねて御礼申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。

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連載中の記事を拝見しました。なんと懐かしい!!
私も75年ごろマイクロコンピュータに夢中になっておりました。
就職したばかりで、金があっても暇がないではなく、金も暇もなかったのですが、コンピュータを作りたいと夢中で部品集めと情報収集をしておりました。
富士通のデータライターを持っておりましたが、シリアル接続の改造がができず(技術力がない)、結局中古のしかも印字しかできないASR−33を安価で入手し、ちょっと手を加えたら入力側も復旧し、キーボード、印字、テープパンチ、テープリーダを手に入れることができました。
コンピュータのほうは、TK−80も検討したのですが、プログラムのスマートさと特にCPUボードが独立している点が決め手となって、モトローラ6800で当時出たばかりの評価ボード(MEK6800D2)を購入。(結果的には80系に負けてしまった)
これをMIKBUGでカレントループに改造、確かサウスウエストだったと思いますが、8kBASICや2パスアセンブラを使っておりました。現在MPUボードと写真が残っております。
ビデオ端末(これは300ボー)もカレントループで接続されていました。
6800の評価ボードにはカセットテープへのインターフェイスが付いていたのでこれを使用しておりましたが、やっぱし遅い、FDDしかないと5インチFDDを買いにいったのですが、PC8001とFDDと買ってしまいました。(ASR−33は個人の家ではかなりうるさくて、夜は使えない)
さらにPC8001のCP/M、ワードマスタ、BASICコンパイラ、FORTRANコンパイラと、どんどん自作から遠ざかっておりました。現在もPC8801mk2でCP/Mが走ります。(古いのでもう壊れそう)
20何年か前に80系のソフトをほとんどやっていないと気づき、ちょっと作ってみようかとCPUボード、I−Oボード、コンソールパネル、16進キーボード、を作り、このとき16進キーボードと16進ディスプレイのモニタープログラムをCP/Mのマクロアセンブラで作ってROMに焼きこみました。ちょっと作ってみただけだったのでコンソールパネルがひどい、現在トグルスイッチが硬くなって壊れそうですが何とか動いております。
今回ND80Z3.5でまたちょっとCP/Mをやりながら今度こそコンピュータらしいコンソールパネルを設計してみようと思っております。


[菱田注記]
写真中央に写っているのがASR−33だと思います。
ASR−33についてはY様からいただいたメールにも何回か登場しています([第70回][第132回][第271回])。
こんなすごいものを個人がご自宅で所有されていたとは驚きです。









ワンボードマイコンでCP/Mを![第299回]
2013.1.23upload

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