2012.12.12
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第266回]


●CPUクロック回路(3)

前回、8MHzの水晶発振回路を追加した回路図をお見せしましたときに、
こういうことなら74HC390などを使わなくても、74HC73か74HC74が1個あれば十分です、
と書きました。

確かにその通りですので、8MHzを追加したばかりですけれど、またまた回路を変更して、74HC390を外して74HC74に付け替えてしまいました。
こちらが74HC390から74HC74に変更後の回路図です。


変更前は4MHzは20MHzを74HC390で1/5に分周して作り出していたのでしたが、8MHzを追加しましたので、それなら8MHzを1/2に分周すればよいわけです。
74HC74を使うことで回路がすっきりしました。

いえ。
すっきりしたのは回路図だけでありまして、誤配線の修正やら回路の変更やらで、試作基板のほうはもうめちゃめちゃです。
こんな状態になってしまいました。


これをもとにもう一度アートワーク図を描き直して試作基板を作り直さなくてはいけません。
ためいきが出てしまいます。

こんな状況なのですけれど。
実はここ何日かの間、回路やソフトのデバッグ作業でもうめちゃめちゃ忙しかったのですけれど、ちらちらと時折り頭をよぎる、ある思いがありました。
今回のボードで使う予定のCPUはもう何回も説明しておりますようにZilogのZ8S180です。
おそらく国内では販売はされておりませんでしょう。
インターネットで注文しましたら、アメリカからの直行便で送られてきました(いい時代になりました)。
そういう経緯もありまして、実はこのZ8S180は実行クロックが20MHz品なのです。
しかしY様との仕様の打ち合わせにより、これもすでに書きました通り、10MHz、4MHz、2MHzで使うことになっています。
そこに今回はあらたに5MHzが加わりました。

しかし。
そういうことですと、せっかくの20MHz品なのに、その半分の能力しか発揮できません。
勿体無い…。
せめて自分用にこの試作基板だけでも20MHzで動かしてみたいものだ…。

おいおい。
そんなことよりほかにやらなくてはならないことが山積みなのじゃありませんか。
とてもそんなゆとりはありませんでしょう。
うう。
だけど。
試してみたい…(もお。がまんできん)。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第266回]
2012.12.12upload

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