2012.2.5
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復活!CP/M ワンボードマイコンでCP/Mを!
CP/MがTK−80互換のワンボードマイコンの上で復活します
ND80ZVとMYCPU80の上でCP/Mが走ります

[第26回]

●74HC32とRAM用ICソケットの取り付け

[第24回]で増設メモリボードのラインを1箇所カットして、1箇所ジャンパ配線をしました。
前回はROM用のICソケットを取り付けました。
今回は74HC32とRAM用のICソケットを取り付けます。
前回細ピンヘッダーに取り付けたICソケットは外さないでそのままにしておいてください。
発泡スチロールの板もつけたままにしておいてください。
ICソケットのピンは細いので、発泡スチロールを外して作業をすると、先を曲げてしまう可能性があります。
なぜこのICソケットは外さないのか、ということについては後ほど説明をいたします。
今回取り付けるRAM用のICソケットは、それとは別のICソケットです。
増設メモリボード用のパーツキットには普通の28pinのICソケットが2個と、丸ピンの28pinICソケットが1個含まれています(その予定です)。

下の写真のように74HC32とRAM用の28pinICソケットを取り付けて、ハンダ付けをしてください。



こちらの写真も参考にしてください。



●74HC32の未使用ゲートの処理

74HC32は4つ有るゲートのうち2つしか使いません。
CMOSICは入力インピーダンスが高いので、未使用ゲートの入力端子を解放したままにしておくと、スレッショルド電圧(1/2VDD)近辺で出力トランジスタがVDDとGND間の両方とも導通してしまい、過電流が流れて最悪の場合ICが熱破損してしまいます。
ですから未使用入力端子はVDDかGNDのいずれかにつないでおかなければなりません。
この部分の回路図は[第22回]にあります。
pin5、pin9、pin10が未使用入力端子です。

基板裏側、74HC32のpin9、pin10をその近くのGND配線のランドに、リード線くずなどを利用してつなぎます(下の写真)。



このときpin9とpin8との間を通っているラインとショートしないように、ジャンパ線を少し浮かせて取り付けてください(下図矢印部分)。



本日は時間がなくなってしまいました。
続きは次回に致します。

[2012.2.7追記]
[第22回]のメモリ増設基板(Z80ボード基板)の回路図にミスがあることに気が付きました。
74HC32のpin4が基板内部でRAMWRにつながっていました。
実はこの上のところで、74HC32の未使用ゲートの空き端子処理について説明をする過程で、74HC32のpin4が空き端子のままであることに気が付いて(空き端子ではなかったのですけれど!)あとから追加配線をしてpin4とpin5をショートしました。
本日になって、説明のためにメモリ増設基板をND80ZVに取り付けるところの写真を撮っていて、電源を入れたのですが、どういうわけか暴走してしまいます。
なぜだ!おかしい!
1週間ほど前にはちゃんと動いていたはずなのに!
あちこちオシロで確認しているうちに、RAMWRがGNDレベルのままであることに気が付きました。
あらためてメモリ増設基板の配線を確認してみて、74HC32のpin4がMEMWRにつながっていることに気が付きました。
われながらお粗末な次第でありました。
ということで
[第22回]の回路図と今回の上の写真と図版を差換えて、説明文を訂正いたしました。

ワンボードマイコンでCP/Mを![第26回]
2012.2.5upload
2012.2.7追記

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