2019.7.1
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[新連載]CPLD入門!
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いつか使うことになるだろうと思ってはいたのですが。
何を今頃になって、というようなものですが。
ようやく本気で、CPLDと四つに取り組みます。
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[第82回]


●VHDLプログラムのCOPY

今回はホームページ上に公開したCPLDトレーニングボード用のVHDLプログラムをコピーする手順について説明します。
目的は勿論、QuartusUでコンパイルするためのソースプログラムファイルの作成です。
ぶっちゃけた話、コンパイル済みのファイル一式を収めたフォルダを圧縮ファイルにして、それをダウンロードすれば、コンパイルの手間も省けて効率がよいことははっきりしています。
しかしそれではトレーニングになりません。
本当はリストを見ながらキー入力するところから始めるようにするのが一番よいのですけれど、それはそれで手間がかかりますし、せめてソースプログラムのコピーぐらいさせてよ、という声が聞こえてきそうです。
そのうち説明が進んできましたら、せめてテキストファイルのダウンロード位はできるようにしたいと思います。
今は基礎の基礎ということで、ソースファイルの作成のところから説明をしますので、その要領を覚えてください。

VHDLはプレーンテキスト(半角英数、記号のみの文字コードしか使わない最もシンプルなテキストファイル)ですから、ホームページからでもそのように書かれた部分だけなら、そのままコピー&ペーストして自分用のVHDLソースプログラムファイルを作成することが簡単にできます。
今回は手始めとして、82C55プログラムをコピーしていただきます。
同プログラムは[第74回]で最終的なプログラムリストをお見せしました。
まずは[第74回]に行っていただいて、そこのソースプログラムリストの部分(−−cpld traning i/o interface 82c55から最後のend rtl;まで)をマウスで選択します。
最初の行にマウスを置いて左ボタンを押したまま、最後の行までマウスを移動させます。
下の画面は「画像」ですからテキストイメージのコピーはできません。
作業は[第74回]で行なってください。


画面の下にも続きがありますから、そのままマウスを移動していきます。

最下行に来ました。

そこにマウスを置いたまま、マウスの右ボタンをクリックします。
開くメニューの「コピー」をクリックします。
ここまで済んだらブラウザは閉じるか、右上の最小化ボタンをクリックして小さくします。

次にデスクトップのTeraPadのアイコンをダブルクリックします。
無題の何も無いファイルが開きます。
「編集」をクリックして「貼り付け」をクリックします。

さきほどコピーした82C55プログラムが貼り付けられました。

次にこのファイルを保存します。
「ファイル」をクリックして「名前を付けて保存」をクリックします。


保存する場所にTeraPadフォルダが表示されます。
または最近使ったフォルダが表示されます。

保存する場所の窓の右側の下向きのスクロールバーをクリックするとツリーが表示されます。
ローカルディスク(C:)を選択して開きます。

ローカルディスク(C:)の中の「altera」を選択して開きます。


alteraの中に13.0sp1があります。

これから作成する予定のいくつかのVHDLプログラムは、この13.0sp1フォルダの中にVHDLプログラムごとにそれぞれの別のフォルダを作成してそこに保存します。
そのために今回作成したVHDLプログラムを保存するためのフォルダを13.0sp1フォルダの中に新規作成します。
13.0sp1フォルダをダブルクリックして開きます。

開いた13.0sp1フォルダで、右上の「新しいフォルダの作成」アイコンをクリックします。


下の絵のアイコンです。
 このアイコンをクリックします。

13.0sp1フォルダの中に「新しいフォルダー」が出来ました。

続いて新しいフォルダに名前をつけます。
フォルダにつける名前も、今回作成したファイルにつける名前も、VHDLプログラムの中で、entityのところで記述している名前(trngio1d)にします。
フォルダの名前はプログラム名と同じでなくてもよいのですが、敢えて別の名前にするメリットはありませんから、ここは同じ名前にしておいたほうがよいでしょう。
ファイル名はentityの名前でなければいけません。
trngio1dのoはアルファベットのoです(ゼロではありません)。
TRAINING I/Oの意味でつけたファイル名です。
そのバージョン1Dです。

新しいフォルダ名をtrngio1dにしました。


trngio1dフォルダをダブルクリックします。

保存する場所にtrngio1dフォルダが表示されました。
ここに今回作成したVHDLプログラムを保存します。
ファイル名をtrngio1d.vhdにしました。
ここですぐに「保存」をクリックしてはいけません。
ひとつ上の画像をもう一度見てください。
デフォルトではファイルの種類はユーザー(*.txt,…になっています。
そのままの設定で「保存」をクリックすると、保存されるファイルはtrngio1d.vhdではなくて、trngio1d.vhd.txtになってしまいます。

必ずファイルの種類を「すべてのファイル(*.*)」にした上で「保存」をクリックしてください。


いままで無題*だったファイル名がtrngio1d.vhdになりました。

これでVHDLプログラムファイルの作成作業は完了したのですが、初回だけはこのあとまだしなければならない作業が残っています。

エクスプローラでローカルディスク(C:)→altera→13.0sp1を開きます。

trngio1dフォルダがあります。
それを開きます。

trngio1dフォルダの中にtrngio1dファイルがあります。が…

ファイルの種類が「ハードディスクイメージ」と表示されています。
うーん。
VHDという拡張子はQuartusUではVHDLソースファイルのことなのですが、Windows10ではハードディスクイメージファイルと受け取られてしまうようです。
このままでもTeraPadから開く場合には支障はないのですが。
やっぱりねえ。
ここはちゃんと直しておきたいものです。
vhdをTeraPadに関連づける方法はTeraPadのReadme.txtにも書いてありますが、ここで説明する方法のほうがわかりやすいと思いますし、別のプログラムの場合にも応用できますので、以下にその方法について書いておきます。

trngio1dを右クリックします。

開くメニューの一番下、プロパティを開きます。
プログラムのところが「エクスプローラー」になっています。

その右の「変更」をクリックします。

今後の.vhdファイルを開く方法を選んでください。という表示が出ます。
ここにTeraPadが表示されていたら、それを選びます。
ここでは表示されていませんので、「その他のアプリ」をクリックします。

いくつかの候補が表示されます。

まだ下があるようです。
右のスライドバーを一番下まで移動します。

やっぱりTeraPadは表示されません。

「このPCで別のアプリを探す」をクリックします。

PCの中身が表示されますから、ローカルディスク(C:)→Program Files→TeraPadと進みます。


TeraPadフォルダを開きます。

TeraPadをマウスでクリックします。
下のファイル名の窓にTeraPadが表示されますから、そこで「開く」をクリックします。

trngio1dのプロパティのプログラムのところがTeraPadに変わりました。
trngio1dフォルダの中のtrngio1dファイルのアイコンもTeraPadに変わりました。
「OK」をクリックして終了します。
これで.vhdファイルがTeraPadに関連付けられました。

今後はTeraPadアイコンが表示されているvhdファイルをダブルクリックするだけで、そのファイルがTeraPadで開くようになります。

CPLD入門![第82回]
2019.7.1upload

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