2018.2.13
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16ビットマイコンボードの製作

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いつか使ってみるつもりで入手してそのまま置いてあった16ビットCPUのことを思い出しました。
AMD社のAM188です。
その名の通り、CPUコアは80188互換の16ビットCPUです。
そのAM188を使った16ビットマイコンボードの製作記事です。
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[第18回]


●マイコン独立化セットでの動作テスト

16ビットマイコンボードについては1年振りの更新です。
昨日までKL5C80A12マイコンボードとして、その2回目の試作基板の動作テストをしてきました。
すでに説明しておりますように、今進行中のマイコンボードはCPUボードが交換可能になっていて、KL5C80A12ボードを取り付ければ8ビットマイコンボードとして動作し、AM188CPUボードを取り付ければ16ビットマイコンボードとして動作します。
1回目の試作ではAM188でも動作することを確認済みですが、2回目の試作ではKL5C80A12を搭載しての動作テストをしただけで、AM188についてはまだテストをしていませんでした。
昨日まで書いてきましたようにKL5C80A12を搭載しての動作テストはなんとか一通りはうまくいきましたので、いよいよ最終的な基板の製作にかかるという段階になりました。
そういうことになりましたら、当然AM188を搭載しての動作テストもしておかないわけにはいきません。
AM188につきましてはソフトウェアは前回([第17回])のままで、その後は進んでおりません。
ですからKL5C80A12のように十分なテストはできませんが、とりあえずTK−80的モニタプログラムでそこそこの動作をすることが確認できれば、まあよいではないかと思います。
それで上に書きましたように1年振りにAM188CPUボードを取り出してきて、2回目の試作基板に取り付けて、正常に動作することを確認しました。
ついでに、KL5C80A12でも「マイコン独立化セット」での動作テストをしましたので、この機会にAM188でもテストをしておくことにしました。
といっても上に書きましたようにソフトとしては1年前から進んでいませんから、1年前におこなったのと同じテストをするしかありません。
まあしかし、これで本体基板も最終的な基板製作にかかることになりますので、念のために、ということです。
下はその動作テスト中の写真です。
「マイコン独立大作戦」[総合第15回]のテストと同じ写真のようになってしまいますが、そのときはマイコン本体ボードは一回目の試作基板でしたが、今回は2回目の試作基板であるところが違っています。


少し接近して撮りました。


CPU部分を拡大しました。

CPUそのものはぼけてしまってAM188の文字はちょっと見えませんが基板左肩のAM188のシルク印刷はなんとか読めます。

画面の表示です。


ここまでテストができましたので、最終的な基板製作にかかります。
これからまだソフトウェアの作業もしなければいけませんし、説明書も作成しなければなりません。
とりあえずはKL5C80A12用だけでも、できれば3月中には組立キットとして製品化したいと思っています。
AM188についてはとても本格的なソフトを仕上げるのは無理ですけれど、せめてこのTK−80的モニタをもう少し充実させたものにして、それに8086アセンブラを付属させて、同時期か少し遅れぐらいで供給できるところまでもっていきたいと思っています。

KL5C80A12、AM188マイコンボードについてはここまでで一区切りつきましたので、またしばらくお休みして次回からは新MYCPU80の製作記事を再開する予定です。

16ビットマイコンボードの製作[第18回]
2018.2.13upload

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